今日は、理科系の作文技術の本について紹介していきます。
逆茂木型の文章を紹介します。
文章構成として図1の(A)の形をしたもの逆茂木型と言います。
(水平に長い矢印を話の主幹とし、それ以外を枝とする。)

図1、(A)の様な文章構成は話しがちりばめすぎていて主幹がわかりずらい。
図1、(B)の様な文章構成は枝の数も少なく、本筋から離れすぎない話のため主幹がわかりやすい。
日本人は逆茂木型の文章を書きがちといわれています。
なぜ、日本人が逆茂木型の文章書きがちかというと、日本語には、修飾句、修飾節が必ず前置される為逆茂木型の文章になりやすいそうです。
ここで例が示されていたのですが、敢えて載せません。
演習として渡された課題を載せます。
演習 下記の逆茂木型の文章を読みやすく書き直せ。
次の金属のうち、その4.0gを希塩酸の中に入れたとき、金属が反応して完全に溶け、その際発生する気体の体積が、0°C,1atmで1600立方センチメートルになるものを選べ。
コメントにて演習を回答していただけるとうれしいです。
又は、自分の回答への意見をしていただけるとうれしいです。よろしくお願いします。
以下に自分なりの回答を載せます。
気温、気圧は0°C,1atmの状態とする。
ある金属4.0gを希塩酸に入れる。
その金属を完全に溶かし、発生する気体の体積が
1600立方センチメートルになる金属を次から選べ。
何をしてほしいかを先に書いて,条件を箇条書きにするかな.
返信削除この例だったら,「次のような金属を選択肢(1)〜(4)から選べ」から始めて,続けて箇条書きで条件を書く.
「選択肢(1)〜(4)」という表現を補ったのは,箇条書きの後に選択肢を書くので,間があくため.
こんな感じでいかがでしょう?
@zackyさんへ
返信削除コメント&回答ありがとうございます。
とてもわかりやすいです。
理科系の作文技術にも重点先行主義という大事な要件や主張を一番初めに書くという書き方に近いものを感じました。
問いの部分と条件の部分の二つのトピックに分けたのは自分では考えつかなかった点でした。